TASTE STORY

【スタッフのごちそうメモ#37】走馬灯なあじわい。

 おはようございます。TASTE LOCALスタッフのごとうです。

 

あっという間に年の瀬。はやいっ。

先週のコラムから1週間経ったわけで、年末になると残りの1日1日をどう過ごそうか考えると同時に、どんな1年だったかを振り返る。

 

写真を見返すと、こんなこともあったなと走馬灯のように一気に思い出す。

忘れていたわけではないのに、その写真を見るまでは頭から抜けている。

 

どなたか、この現象に名前をつけてください。

  

いくつもの層になっている。

 

思い出は深い。何層にも重なっている。

ひとつ開けたら、またひとつ現れる。

 

そして、このプリンも同じように何層も重なっている。

 

カリッとさせたキャラメリゼを開けたら、濃厚キャラメルソース。

しっとりとしたカステラを抜ければ、ふるっふるのプリンが現れる。

 

すくうことに躊躇する。

 

最初から下まで全部をすくうのって、わたしできないんですよ。

ここでまさかの、もったいない病が発生してしまう。

 

まずは少しだけ。

プリンに遠慮しながらも上部分をすくう。

この瞬間もたのしかったりする。

 

カリッカリのキャラメリゼにスプーンをいれる瞬間は最高。

この瞬間だけはもう後戻りできない。

だから、それを知った瞬間からどんどん奥へ進む。

そして、さまざまな層を通過し、味わいが走り抜ける。

 

【カリッとキャラメリゼの「PRIORI」】

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その一瞬を。 

 

その瞬間はもちろん「なまもの」。

過ぎた時間は過去であることに変わりはないが、

過去も思い返すたびに「なまもの」になる。

 

そして、プリンは今日も生を貫いている。

 

文 後藤 愛海

 


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