TASTE STORYのインタビューでは、出店者さまへ商品にまつわる背景や思いなどお話を伺っていきます。地域のストーリーを、味わうように楽しんでいただけると嬉しいです。
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ー大森さんのこれまでの多様なバックグラウンドが素材選びやブランディング影響しているように感じます。
北海道のものというと雄大な大自然の背景などを全面に出したパッケージが多いんですが、ブランドにフォーカスしたカッコいいロゴとデザイン性を持たせることによって、世界でも展開できるようなブランド作りを意識しています。北海道のものにこだわることも一つの方法ですが、本当に美味しいと感動いただけるもの作り、そして多くの方に知ってもらうためのブランディングがとても重要と思っているんです。
素材選びはヨーロッパや地元北海道を含め、色々試していますね。
MOLLY’S SMOKEDでは、イタリアのクレモア県エミリア=ロマーニャ州の世界的にハム作りが有名なパルマで育てられているブランド豚ドルチェポルコや、北海道の富良野で育てられている地養豚を使用しています。地養豚は、炭から取れた特殊な液体である木酢液を飼料に混ぜた餌を与えていて、豚の肉質がアルカリ性になるため臭みがなくなり、より旨味が増すんです。これがヨーロッパの豚肉に決して負けない、ものすごく美味しいブランド豚なんです。
それから一番のキーポイントは塩なんですが、フランスの西海岸ブルターニュ地方で作られたゲランド塩が塩辛いだけではなく、旨味もあって、より豚肉の旨味を引き出してくれるんです。
ヨーロッパの燻製文化を背景に、北海道の素材と僕自身の個性を融合させて、オリジナリティを表現することをとても大切にしていますね。
ー今後MOLLY’S SMOKEDをどのようにしていきたいか構想はありますか?
ブランドを始めたときにアジアに進出したくて、タイへ交渉にいったこともあるんですが、一人では流通ルートを作るのに限界があり、現在北海道の会社とMOLLY’S SMOKED監修といった形で商品開発を進めています。
それからソーセージ作りもやりたいなと思っていまして、北アフリカ伝統的な羊肉料理で、ラム肉を使った少しスパイシーなメルゲーズを試作したりしています。
ーTASTE LOCALを通して伝えたいメッセージはありますか?
僕自身ワインやお酒が好きなので、お酒に合う商品構成を意識して、商品作りをしています。
MOLLY’S SMOKEDは、他ではないオリジナリティ豊かな素材選びと味になっていると思いますので、是非食べて体験していただけたら嬉しいですね。
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東京・海外・北海道と様々なルーツやご経験があるからこそ、大森さんならではのワールドワイドな視点のモノづくりが今後も楽しみです。
文:塚越 理英
TASTE LOCALで、MOLLY’S SMOKEDのごちそうを購入することができます。 おうちでこだわりの逸品を味わってみませんか?
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