TASTE STORYのインタビューでは、出店者さまへ商品にまつわる背景や思いなどお話を伺っていきます。地域のストーリーを、味わうように楽しんでいただけると嬉しいです。
前編のインタビュー内容はこちら>>
ー製品を作り続ける上で、大変なことはありますか?
温暖化の影響とも言われていますが、全体的に獲れる魚の量が大変少なくなってきているので、より仕入れに苦労しています。国内では秋刀魚やイカがほとんど獲れなくなっているんですよね。鯖はノルウェー産が国内でも認知されてきているので、外国産を使ったりもしていますが、それ以外の魚は国内でなんとか仕入れられるように、日々奮闘しています。
ー今後取り組んでいきたいことなどはありますか?
干物は焼けばすぐに食べていただけるものなんですね。
月2回、地元のながはま特設市というのに出店をしているのですが、ご購入いただいたお客様にセルフで焼いて食べていただける場も設けているんです。
出店する前までは、若い層の方は干物離れしているんじゃないかと思っていたんですが、意外にもご購入いただくことも多くて、ご家族でその場で食べていただいたり。
もっと干物をその場で食べていただけるような機会を作っていけたらと思っています。
ーTASTE LOCALを通して伝えたいメッセージはありますか?
先代から二代目を引き継ぎ、この加工業に携わって40年になりますが、その間気候変動などで質の良い魚を確保することが難しい環境にもなってきていますが、昔ながらの無添加で、天日干し製法を守りながら、お客様へ安心安全な商品をお届けしていきいと思います。
私たちの製品を通して、お客様に喜んでいただけたら何より嬉しいですね。
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この時期は日照りも強く、作るにも大変な苦労があると思いますが、日本の食文化である干物が守り続けられるような環境を願わずにはいられません。
文:塚越 理英
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