TASTE STORYのインタビューでは、出店者さまへ商品にまつわる背景や思いなどお話を伺っていきます。地域のストーリーを、味わうように楽しんでいただけると嬉しいです。
vol.18は、チーズケーキ専門店やチーズレストランを福井で展開されているRUNNY CHEESE。店舗責任者である齊藤さんご自身もチーズが好きで、今回温めていた想いなどお話を伺うことができました。
ーRUNNY CHEESEを立ち上げることになったきっかけを教えてください。
19年前に飲食事業をスタートしまして、現在は7業態を展開しています。
元々私はイタリアン専門で個人的にもチーズがとても好きなのですが、日常的にフレンチやイタリアンを食べにいける場所自体があまりなかったんです。
チーズ専門店であれば様々な美味しいチーズを食べられるのですが、スーパーなどもごく一部の高品質な商品を扱うお店に限定されていたり、チーズ専門のレストランも限られていたりで。
コロナ禍以前は、毎月東京や大阪など市場調査に出向いていたのですが、三年半くらい前に新宿にあるチーズレストランがメディアに取り上げられたんです。
そういったチーズへの注目度や、イメージする店舗が見つかったタイミングもあり、美味しいチーズを身近に感じられるお店を作ろうと思って、一年半前にRUNNY CHEESEをオープンしました。
ーお店作りではどんなことを意識されていますか?
お子様連れのご家族に楽しんでいただけるような、みんなが受け入れやすいチーズレストランを作るというのを、ずっとイメージしていました。
スーパーでは手に入らないような、それでいてハードルが高すぎず、これからチーズを知っていただく方向けに、お料理からデザートまで豊富なチーズ料理を提案しています。
ーチーズの魅力はどんなところだと思いますか?
RUNNY CHEESEでは、チーズだけを楽しむというよりは、チーズを使ってお料理を変化させるということを意識しています。
もともと日本ではチーズの文化もないですし、チーズの生産量自体も少ないですからね。チーズ文化をより身近に感じてもらえる方を増やしていきたいと思っていたところからスタートして、少しずつそういったお客様が増えてきたら嬉しいですね。
年月とチーズ文化が根付いてきたころには、チーズそのものをさらに掘り下げて、ゴルゴンゾーラの魅力だったり、変わったチーズを活かしたメニュー開発もしていけたらと思っています。
ーレストランでは前菜からメインにデザートとチーズ料理がとても豊富ですね。
そうなんです。チーズって本当に幅広いんです。ただピザのチーズやモッツアレラは好きなんだけど他の種類は食べられないという方が、とても多くもいらっしゃるんですよね。
その要望がどこから来ても楽しんでいただけるように、良い意味で逃げ道を作らないようなメニュー作りを心がけていますね。
後編へ続く。
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お話を伺うほど、私たちが口にしているチーズの数はごくわずかで、まだまだ奥深い食文化と実感します。チーズへの探求心が湧いてきます。
文:塚越 理英
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